レポートの読み方
CropWatchのレポートに何が載っているのかを、項目ごとに説明します。1分ほどで要点をつかむ読み方も紹介します。
レポートはPDFで、受信者リストに登録された全員にメールで届きます。1台のセンサーにつき1通のレポートです。4台のセンサーを対象にしたテンプレートなら、PDFが4通届きます。
どのページも上部に同じ紺色の帯があり、レポート名、対象期間、センサー名と設置場所が入っています。そのため、印刷したページが1枚だけ離れても、何のページかわかります。ページ下部にも同じ3つの情報とページ番号が入ります。
1ページ目は概要です。その後に計測データのページが続き、備考がある場合は最後のページにまとめて載ります。
タイトルバーの下には、このレポートが何についてのものかが書かれています。
- 設置場所とデバイス名:センサーの設置場所と、CropWatchでの名前です。
- デバイスタイプ:Air Sensorなど、センサーの種類です。
- EUI:センサーのシリアル番号です。計測値についてお問い合わせいただく際は、この番号をお知らせください。
- 測定期間:レポートの対象期間です。
- サンプル数:集計に使われた計測データの件数です。15分ごとの計測を1週間分集めると、約672件になります。
右側には「承認」「確認」「作成」の3つの空欄があります。これは署名や押印のための欄です。週ごとの確認印が必要な場合は、レポートを印刷してここに記入してください。
デバイス情報の下に、色付きの四角が並んだ短い一覧があります。これはレポートに設定したアラートの結果で、ページの中でいちばん早く読み取れる部分です。
各行には、次の3つが書かれています。
- 何を監視しているか、しきい値はいくつか。
- しきい値を超えた計測値の件数。
- それが期間全体の何%にあたるか。
「高温 (≥ 25°C): 82 (27%)」は、82件の計測値が25 °C以上で、1週間の27%にあたることを表します。大問題ではありませんが、見過ごせる数字でもありません。
同じ色は、ページ下の計測データ自体にも使われています。どの時間帯だったかは、この色で探せます。
2つの枠で、期間全体をそれぞれ4つの数値にまとめています。
- 最大:いちばん高い計測値です。
- 最小:いちばん低い計測値です。
- 平均:すべての計測値の平均です。
- 標準偏差:計測値のばらつきの大きさです。小さければ安定、大きければ変動が大きかったことを表します。平均が同じでも中身がまったく違う2週間はよくあり、その違いを示すのがこの数値です。
平均21 °Cで標準偏差1 °Cの温室は、安定していました。同じ平均でも標準偏差が6 °Cなら、温度が大きく上下していたことになります。
グラフは期間全体の推移を表します。2本の線が描かれていて、それぞれ別の目盛りを使います。
- 赤い線は温度です。左側の目盛り(°C)で読みます。
- 青い線は湿度です。右側の目盛り(%)で読みます。
規則的な上下は昼と夜の変化です。注目すべきは、そのパターンから外れた部分です。たとえば、気温が下がらなかった夜、午後の途中の急な上昇、センサーからの送信が止まって線が平らになった部分などです。
2本の線は目盛りが違うため、よく交差します。交差すること自体に意味はありません。
レポートの残りは計測データそのものです。紙を節約するため1ページに2列で並び、時刻、温度、湿度、備考の欄があります。
行の間隔は、レポートの「データ取得間隔」で決まります。変更していなければ30分ごとです。
この表では、次の2点が目立ちます。
- 色の付いた計測値:赤や黄色で色付けされた値は、レポート上部のしきい値のどれかを超えています。どのしきい値かは色でわかります。
- 備考欄の小さな番号:その計測値について誰かが備考を書いています。備考の内容は最後のページにあります。
アラートの原因になった計測値は、行の間隔から外れていても必ず表に載ります。しきい値を超えた計測値が隠れることはありません。
備考が追加されている場合、最後のページの見出しは「備考一覧」になり、備考が順番に並びます。それぞれに日時と記入者が付いています。
ここは、レポートの内容を説明する場所です。午後2時の急な上昇は、それだけ見ると心配になります。しかし「センサーに一時的に直射日光が当たった」と書いてあれば、問題ないとわかります。備考がなければ、翌月に誰かが同じ上昇をもう一度調べることになります。
備考欄の番号は、このページの番号に対応しています。備考が1件もない場合、このページは印刷されません。
備考は後から「レポート」ページで追加し、レポートはその備考を入れて作り直されます。メールでの再送はありません。備考入りのレポートは元のレポートと並んで保存され、いつでもダウンロードできます。
レポートが届いて1分だけ時間があるときは、次の順に見てください。
- タイトルバーで期間とセンサー名を確認します。見るべきレポートかどうかがわかります。
- 色付きの行を読みます。1行もなければ、しきい値を超えた計測値はありません。
- 2つのパネルを見ます。最大と最小は想定どおりの範囲ですか。
- グラフをざっと見て、1日のリズムから外れた部分がないか確認します。
- 表を見るのは最後です。気になる時間帯だけを確認してください。
表は証拠と記録のためのものです。心配すべきかどうかは、1ページ目でわかります。
レポートはすべて保存されています。「レポート」ページで行の時計ボタンを押すと、そのテンプレートで作成されたレポートが新しい順に一覧表示され、それぞれに「ダウンロード」ボタンがあります。
前の四半期の書類が必要なときや、メールを削除してしまったときは、ここから取り出せます。
計測データは24か月間保存され、備考は対象期間の終了から23か月以内であれば追加できます。それより古いレポートもダウンロードはできますが、備考は追加できません。
レポートは日本語の項目名(温度、湿度、備考など)で作成されます。英語版でもレイアウト、数値、色は同じで、変わるのは文字だけです。
英語のレポートが必要な場合は、サポートに切り替えを依頼してください。「レポート」ページでご自身で変更することはできません。