レポートの作成
レポートは、選んだセンサーの計測データをまとめ、決まったスケジュールで指定した相手にメールで届けます。このガイドでは、レポートを1つ最初から最後まで作成します。
このページの内容
レポートは、選んだセンサーの一定期間の計測データをまとめ、その結果を指定した相手にスケジュールどおりに送ります。誰かが毎回操作する必要はありません。
アラートルールは、異常が起きたその時に知らせます。レポートは、これまでの状況を伝えます。役割が違うため、多くの現場では両方を使っています。
このガイドでは、レポートの作成と変更について説明します。できあがったレポートの内容と読み方は、別のガイドで説明しています。
次のものを用意しておきます。
- レポートの対象にするセンサー
- 送る頻度(毎日、毎週、または毎月末)
- レポートを受け取る全員のメールアドレス
レポートはいったん保存して、後から続きを設定できます。スケジュールの時刻になるまで、何も送信されません。
- サインインし、メニューのレポートを開きます。一覧の見出しはレポートテンプレートです。
- 一覧の右上にある+ボタンを押します。
CropWatchでは「レポートテンプレート」と呼びます。できあがったレポートそのものではなく、レポートを作るための設計図だからです。設計図はスケジュールどおりに実行され、そのたびに新しいレポートが作られます。
最初のカードの見出しは「1. テンプレート」です。
- 名前:受け取る人に表示される名前です。「週次の運用レポート」のような名前にします。
- 説明:チーム向けのメモです。入力は任意です。
- データ取得間隔:データをどのくらい細かく見るかです。30分ごと、または1時間ごとを選べます。特に理由がなければ30分のままにしてください。レポートを送る頻度は変わりません。
- 有効なテンプレート:オンのままにします。オフにすると、レポートは保存されたまま作成されなくなります。レポートを一時停止するときはこの方法を使います。
2つ目のカードの見出しは「2. デバイスの割り当て」です。レポートの対象にするセンサーにすべてチェックを入れます。センサーはロケーションごとにまとめて表示され、入力欄に文字を入力すると絞り込めます。
1つのレポートに複数のセンサーを含めることができ、すべて同じ文書にまとめられます。ハウスごとに別々のレポートにしたい場合は、ハウスごとにレポートを1つずつ作成してください。
「配信スケジュール」カードで、レポートを作成するタイミングを決めます。スイッチが3つと入力欄が1つあります。
- 毎日:1日に1回レポートを作成します。
- 毎週:1週間に1回レポートを作成します。
- 月末:毎月末に1回レポートを作成します。
- UTCオフセット(時間):タイムゾーンを時間数で入力します。日本は9です。設定しないと、レポートの区切りの時刻がずれ、「毎日」のレポートが違う日を集計してしまいます。
これらは1つだけを選ぶものではなく、それぞれ独立したスイッチです。毎日と月末の両方をオンにすると、毎日のレポートに加えて、月末にもう1つレポートが届きます。
3つのうち少なくとも1つをオンにする必要があります。どれもオンになっていないと保存できず、「有効なスケジュールに少なくとも1つの頻度(毎日・毎週・毎月)を選択してください。」と表示されます。
「宛先」カードは、レポートを受け取る人の一覧です。新しいレポートには、最初から宛先が1件入っています。あなた自身と、CropWatchアカウントのメールアドレスです。このレポートを別の人に送る場合は変更してください。
受け取る人を追加するたびに「宛先を追加」を押し、次の3つを入力します。
- 送信方法:メール
- メールアドレス:送り先
- 名前:誰の宛先か。後から一覧を見たときにわかるようにします。
宛先はいくつでも追加できます。「削除」を押すと一覧から外せます。「削除」は宛先が2件以上あるときだけ表示されるため、レポートには必ず1件以上の宛先が残ります。
「ハイライト設定」カードは入力しなくてもよさそうに見えますが、そうではありません。このカードが空のままでも保存はできますが、レポートは一度も作成されません。ここで設定した条件をもとに、CropWatchはレポートに載せる計測項目を決めているためです。
「条件を追加」を押し、次の項目を入力します。
- 名前:この条件の意味。「低温」など。
- 条件:「未満 (<)」「超過 (>)」「範囲」など。
- しきい値:基準となる数値。「範囲」を選んだ場合は、代わりに「最小値」と「最大値」を入力します。
- 表示カラー:レポート上で該当する計測値を色付けする色。
できあがったレポートでは、条件ごとに次の3つが行われます。
- しきい値を超えた計測値がその色で塗られ、問題がひと目でわかります。
- 該当した計測値の件数と、期間全体に占める割合がまとめて表示されます。
- 該当した計測値は、間引きの対象になる場合でも必ず一覧に載ります。
ここでの条件は温度に関するもので、誰かに通知を送ることはありません。レポートに色を付けるだけです。異常が起きたその時に知らせてほしい場合は、アラートルールを作成してください。
宛先の下に、「(上級者向け) データ処理スケジュール」という折りたたまれたパネルがあります。指定した時間帯以外の計測値を除外する機能で、たとえば営業時間内だけを集計する、といった使い方をします。
パネルに表示される注意書きを、ここでも繰り返しておきます。
「この機能がよく分からない場合は、ここで設定を追加する前にサポートへご連絡ください。設定を誤ると、レポートから気づかないうちにデータが除外されることがあります。」
このパネルは閉じたままにしてください。何も設定しなければ、期間内のすべての計測値が使われます。ほとんどの場合、それが望ましい動作です。
一番下の「レポートテンプレートを作成」を押します。緑色のメッセージが表示され、一覧に戻ります。
このボタンが灰色で押せない場合は、まだ入力が足りない項目があります。必要な項目がすべて入力されるまでボタンは灰色のままで、「入力内容を確認してください」という黄色のパネルに不足している項目が表示されます。よくあるのは次のものです。
- 「レポート名を入力してください。」
- 「このレポートテンプレートに少なくとも1台のデバイスを選択してください。」
- 「有効なスケジュールに少なくとも1つの頻度(毎日・毎週・毎月)を選択してください。」
- 宛先のメールアドレスが空欄、または間違っている。
レポート画面の各行の右側に、ボタンが3つあります。
- 鉛筆:レポートを開いて変更します。このとき一番下のボタンは「変更を保存」になります。
- 時計:このテンプレートでこれまでに作成されたレポートを、センサーごとに一覧表示します。それぞれに「ダウンロード」ボタンがあります。「まだレポートは生成されていません。」と表示される場合は、最初のレポートがまだ作成されていません。
- ごみ箱:テンプレートを削除します。削除の前に「レポートテンプレート「…」を削除してもよろしいですか?この操作は元に戻せません。」と確認されます。
しばらくレポートを止めたいときは、削除せずにレポートを開いて「有効なテンプレート」をオフにします。どの操作をしても、すでに送信されたレポートには影響しません。
計測値に説明が必要なこともあります。ドアが開いていた、暖房機を点検していた、などです。こうした説明は、すでに作成されたレポートに書き込めます。
- レポート画面で、その行の時計ボタンを押します。
- 対象のレポートを探し、「編集」を押します。
- その期間の計測値が表示されます。行のノートボタンでノートを追加・変更・削除し、「適用」を押します。
- 終わったら「変更を保存」を押します。
ノートを反映したレポートは次回のスケジュール実行時に作り直され、元のレポートと並べて保存されます。宛先に再送信はされません。ノートを追加できるのは期間の終了から23か月以内で、空気センサーのレポートに限られます。
- ハイライト設定の条件がない。保存はできますが、レポートは一度も届きません。ハイライト設定:見落としやすい項目をご覧ください。
- UTCオフセットが0のまま。初期値は0です。日本では9にしてください。0のままだと、レポートの区切りが深夜0時ではなく朝9時になります。
- すぐに届くと思っている。レポートは保存した時点ではなく、スケジュールの時刻になってから届きます。
- 2つの間隔を混同している。「データ取得間隔」はデータをどのくらい細かく見るかです。配信スケジュールは、レポートを送る頻度です。
- 上級者向けのパネルを開いてしまう。計測値が何の警告もなくレポートから消えることがあります。
- センサーからの送信が止まっている。レポートは届きますが、そのセンサーのデータだけが含まれません。